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『誇れる友を持つということ。』
愛すべきキャンチョメを、愛しいままに我々が「さよなら」出来たのは、彼のパートナーである「鉄のフォルゴレ」との、魂の対決でした。
「シン」の力を体得したキャンチョメの変異は、ガッシュの全能力を以ってしてさえ、圧倒する力。
それ以後、デュフォーが懸念していた方向に、キャンチョメは向かいます。力を持ってしまうと「変わってしまうものがある」‥‥その言葉通りに。
それを命がけで立ち塞がるのは、愉快なフォルゴレ、ではなく、かつて、ライオンの凶暴さを剥きだしにしていた頃を乗り越えた、カバの優しさと強さを持つ、フォルゴレの「切な過ぎる怒り」‥‥‥そして、最高のカッコ良さ。
最もファニーなコンビが、これまでの伏線が最高に生かされ、かくも壮絶な別れを告げるという結末を迎えるとは‥‥‥この物語は、何度、熱い涙を私たちに流させるのか。
奇しくも、ルーパーとパピプリオも、ここまで生き残ってきた本質「母性の力」が、明らかにされ、衝撃的な自己犠牲のシーンを目の当たりにすることになります。
そのような最終的な局面の、キャラクターたちの背負う背景は、あの「ゴームとミール」にも用意されていて、キャンチョメとの戦いでゴームは「自分にも友達というものがあることを知る」のです。いやー、なんという圧縮度かと、心が震えました。ミールの、ゴームへの「切ないまでの説教」と、彼女の、ガッシュたちに対する、心にも「ある」捨て台詞のクールさには、最後までシビれました。
涙くしては見えられない、再び判り合えたキャンチョメとフォルゴレの別離の直前、こうしたアマゾンのレビューすら含めて、現代のネット社会の匿名性の闇に通じる、痛烈で、勇気のある台詞を、あえて、自戒を込めて、引用させて下さい。
「ガッシュが、絶対に王になって、僕らを全員、必ず生き返らせてくれる。ガッシュは僕の親友だぜ。僕より落ちこぼれだったけど、僕よりも、他の誰よりも強くなったんだ‥‥。こんな‥‥隠れて攻撃してくるような卑怯者には、絶対負けないよ」
キャンチョメが、誇らしいのは、誇らしく友を語ったこと。
素晴らしい作品です。
そして、次回以降、タイトルの通り「ガッシュは金色に輝く」ことでしょう。
でも、金色に輝くのは、全ての誇れる、本当の勇気のある者たちも、です。
その輝きを、「隠れて攻撃してくるような、卑怯者」が発することは、ない、のです。
どれほどの最新機材や、力があろうとも、心の闇、衝動的で短絡的な執念を制御出来ない、その程度の「車に乗るだけで性格が変わる程度の、低レベルの闇」に呑まれた者には。
心の闇を制する時、金色の光も同時に体得することを、この作品は教えてくれます。
自戒を込めて、このアマゾンのレビューが健全化することも、「あの子たちと、そのパートナー」は、心身を削って、教えてくれます。
キャンチョメ、さようなら‥‥‥。